感想とかメモとか

@yoshynon 誰に見せるでもない感想とか

ニルヤの島

 ミームmeme)とは、人類の文化を進化させる遺伝子以外の遺伝情報であり、例えば習慣や技能、物語といった人から人へコピーされる様々な情報を意味する科学用語である。wiki) 

 ミームってのは時代や社会によって変化する。戦時中であれば国のために滅私奉公することが当然のこととされて、恐らくそのミーム下で育った子どもはそうすることが当然のようにプログラミングされるのだろう(これがミームの例として正確であるのか、ちょっと怪しいところではある)。

 本作のテーマは科学技術の発達によって死後の世界というミームが完全に否定された時代。しかし、ミームというものは本来その時代に強制されるものではなく、むしろ時代を生き抜くために暗黙のうちに受容されてきた習慣や考え方なのだろう。それが科学により否定されたからといって、それが不要になるわけではなく、救いの対象として尊いものである限り再生し受け継がれていく。

 (戦時下での習慣がミームにあたるといい辛いのはこの点である。ミームには時代により強制されるものと、人間の本来的な部分から形成されるミームの両方があるように思えるとすれば該当。本作の主題は後者のほう?しかし、生体受像に対する回答のような記述もあるので不明、私が読み取れてないだけかな?門外漢なので走り書き。)

 

 作中における死後の世界の役割

①現世を生きる上での救済の希望

②倫理の基盤

③断片化に対する抵抗

 自己や他者の中での自己の記憶の連続性の維持

 自己のルーツを知ることで安心を得ること

保留

 

ミームの受け渡しの方法…模倣(カーゴカルト

生体受像の設定によってミームすらも変化させることが可能

人は生存のためにミームを構築し、次第にマクロな視点からのミームを強制するようになり、ミームは一人歩きし、次に仕える王を決定するという構図(なんとなく一貫性のないような気がする…)

 

個人的な感想

 巨大な橋の上に町ができ、橋の工事の進捗とともに町が移動するという舞台設定はめちゃくちゃ好きだった。これも均一化と同義である国際化の上には個別の文化が存在して、人は時代の流れを気にも留めずそれぞれの生活に必要な行為を行うということを表す表現か(ややこじつけ)